文部科学省の HP - TopicsExpress



          

文部科学省の HP からアクセスして、学力調査テストの結果の pdf を見た。 国立教育政策研究所のものだ。 nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/data/research-report/13-j-math.pdf そこからの引用(pdf 52ページ目): 学習指導に当たって ○ 球の体積を実感を伴って理解できるようにする 球の体積を実感を伴って理解できるように指導することが必要である。そのために,球の体積と円柱の体積との関係を予想し,その予想が正しいかどうかを,模型を用いたり実験による測定を行ったりして確かめる場面を設定することが考えられる。 例えば,半球形の容器に入った水を,それがぴったり入る円柱の容器に移す活動を取り入れることが考えられる。 また,底面の直径と高さが等しい円柱(図1),その円柱にぴったり入る球(図2),底面が円柱の底面と合同で高さが円柱の高さと等しい円錐(図3)のそれぞれの体積の比が, 3:2:1になっていることを実験や公式から捉え,理解を深められるように指導することも考えられる。 以上、引用終わり。 僕はこういう教育には反対だ。小中学生のうちは、球の体積が「なぜこうなるの?」と言うことを理解することは所詮は無理で、なまじ実験などやろうものならば、生徒は余計に混乱するからだ。(誤差や「偶然」を気にする生徒もいるから、疑心暗鬼になる。)このことは、僕が担当している生徒たちをリサーチすることによっても、確認されている。 球の体積の公式 V=(4πr^3)/3 が厳密に証明できるのは、いくら頑張っても、高校3年の数学で、だ。 小中学生のうちは、まず、この公式を認めたうえで覚え、すらすらと計算できるようなトレーニングをすることが重要だと思う。理論的な「なぜ?」は、もっと大きくなってから気にすればよい。子供のうちは、計算力を鍛えることが肝要だと思う。
Posted on: Fri, 30 Aug 2013 01:22:30 +0000

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