「神流MR&W - TopicsExpress



          

「神流MR&W 40K(ロングの部)参戦レポ」 ※以下、かなりの長文になってしまいましたが・・・ご興味あればお読み下さい^^ 僕にとって2013年の走り納めレースとなる神流MR&W(Mountain Run & Work)40K。 結果は総合3位。 個人的にこのレースは言わば、ミドルディスタンスレースに特化した今シーズンの集大成として強い気持ちで臨んだレースだった。 朝7時 晩秋というよりもむしろ初冬と言った方が妥当なほどの冷たく張り詰めた空気の中、ロング出場の選手約300人が一斉にスタートした。 序盤のロードは様子を見つつ4’00’’/km前後のペースで。 数百メートルほど走ったところで早くも今回の優勝候補筆頭のスポルディバ近藤氏が一人抜け出した。 その後ろにはフランスからの招待選手セバスチャン氏、チームピレキチの武藤氏、上州山楽走の渡辺氏含む4名の第2グループが形成され、僕はそのすぐ後ろを追う形となった。 順位としては6番手くらいか。 山に入ると、前方グループは早くも見えなくなり、僕はというと背後にスポルチバの渡辺氏の気配を感じながら、高度差約1000mを一気に詰める西御荷鉾山へのキツい登りセクションへと入った。 順位としては依然6番手。 と言っても・・・、後半追い上げ型の僕としてはこの時点はとにかく自制。 ガマン、ガマンだ。 いつもであれば、SUNNTO Ambitに表示される心拍数を見ながら進むのだが、今回に限ってはあろうことか電池が切れてしまった模様で・・・(苦笑)、心拍数が表示されない。。。 仕方なしに感覚で走って行った。 西御荷鉾山山頂ではチェックポイントが。 そして、そこには先月の斑尾50Kで面識を持たせて頂いたD/Cの岩佐さんが動画撮影されていて、走りながらしばし会話。 岩佐さんは、僕が6番手で登ってきたことに多少驚かれた様子だったが、去り際に、 「ここから追い上げますから!!!」 と自分に激を飛ばす意味でも力強く言葉を交わして西御荷鉾山を後にした。 西御荷鉾山から少し下るとコースは車道とトレイルが入り混じるわりと平坦なコースとなる。 この辺りではもう完全に一人旅。 眼下には黄金色に色付いた実に美しいカラマツ林の紅葉美を眺めながら、腕振りを意識して適度なペースで走って行った。 やがてコースは森林公園へと続く砂利道林道へと入っていく。 ここはかなりの勾配があって非常にきついポイントだった。 が、この辺りで前方に上州山楽走の渡辺氏が見えてきた。 彼とはかれこれ3年ほど前から面識があるが、ショートでは圧倒的な強さを誇る地元群馬のランナーであり、今回の神流で初めてロングの部に参戦とのこと。 なんとも、30km以上走るのは今回が初めてのようで、少々きつそうだった。 渡辺氏とはここで互いの健闘を誓いつつ別れた。 ここで5位に浮上。 2Aでもある森林公園以降は再びトレイルに入り、ここからは本コース最高地点である白髪山を目指すアップダウンの激しいポイントとなる。 自分としてもこの区間はまさに中ダルみで、ちょっとした登りでもかなりきつくなり、何度か心が折れかける場面が訪れたが、先週の平澤氏とのトレーニングや、同日平塚で行われた24時間走にチャレンジしているチームターザンの原君の事などを思い浮かべながら自分にカツを入れる。 「いける、いける」 とにかく自己暗示だ。 ネガティブな事は考えない! これがキツい場面でのポイントになりつつある昨今の僕だ。 再び林道に出たところで前方に青いウェアの選手を発見。 招待選手のセバスチャン選手だった!!! セバスチャン選手はUTMB2012で11位に入ったほどの実力者! ではあったが、聞くところによると左足を故障されているようでだいぶきつそうだった。 すぐに追いつき、少し言葉を交わし(と言ってもフランス語が話せないためオーとかしか言えなかったが・・・笑)しばし並走。 セバスチャン選手はさすがに底力があり、僕が追いついてからは俄然ペースが上がり、正味20分近くも並走する形となった。 フランス語が多少しゃべれたらな・・・ 非常にもどかしい時間だった。笑 コースは最高地点の白髪山を越えると、いよいよ持倉集落へと続く激下りセクションに突入。 コース的にも後半に突入。 いよいよ僕の本領発揮ポイントになりつつあった。 この辺りでセバスチャン選手も振り切り、4位に浮上。 持倉集落までは標高差にして一気に600mほどの一気ダウン。 トレイルは落ち葉が敷き詰められたフカフカの極上トレイル。 俄然元気になった僕は、水を得た魚のように軽快に飛ばしていった。 あっという間に持倉集落のエイドに到着。 少し水とコーラを頂いてすぐに出発。 するとすぐに、ピンク色のウェアの選手がかなり疲労している様子で走っていた。 むむむ? この人、チームターザン最終面接の時にいなかったっけ??? となると、僕と同じくチームターザン落ちた組か? とか思いながら(笑)先を行かせてもらう。 3位に浮上。 この辺りは俄然元気で、もう抜かれる気など全くしなかった。 途中スタッフからはトップと2番手の選手とのタイム差を教えてもらう。 だいぶ離されていた。 さすがにこれ以上の挽回は難しそうだが、総合入賞である3位は何が何でも死守したいなーという欲が湧いてきた。 持倉からはまたまた急勾配の砂利道林道となったが、なんとか頑張って全て走り抜いた。 そしてコースは正真正銘の終盤コースへの入り口、安取峠を通過。 ここさえ越えれば、ラストの8kmは下りオンリー。 ハセツネで言えばまさに金毘羅尾根だ。 2年前に神流に出場した際もこのセクションは40分弱で下れているので、あと40分、しかも得意な下りを頑張れば3位入賞が見えてくる!!! 幸い背後の気配も全くなし! が、念には念を。 最後の最後まで持てる力を全て出し切って駆け抜けようと心に決めた。 ラストの下りはまさに神流の集大成! これ以上にないくらいのハイペースでガンガン攻めた! そして30分ほどで万場町に戻ってきた。 あとは1.5kmの車道。 が、ここに来てあろうことか、両ふくらはぎが今にも攣りそうな状態になってしまった。。。 車道を走るのが辛い。 何が辛いって、スピードが上げられない。。。 上半身的にはいたってゆとりがあるのだが、ちょっとペースを上げようとするとすぐに両足が攣ってしまいそうな状況に陥り、ペースが450/kmがやっとだった。 「まずいな・・・」 「なんとか持ちこたえてくれよ僕の脚・・・」 まさに神頼みだった。 この1.5kmの長かったこと。。。 さすがにこれでは後続の誰かに追いつかれてしまうのではないか??? そんな不安に押し殺されそうになり、何度も何度も後ろを振り返ってしまった。 幸い、後続の気配は未だなく、少し進んでいると脚の状態も徐々に良くなっていった。 「3番手だよ!」 「あと500mだよ!!!」 万場町のおじちゃん、おばちゃん達から沢山の声援を頂き本当に気力をもらった! 「ここで頑張らねば一生後悔する」 もうどうなってもいいやとばかりに腕振りでむりやりペースを上げる。 いよいよゴールゲートが見えてきた! 「3位だ~涙」 4:08:22 タイム的にも内容的にも1位、2位のそれに比べればまだまだ遠く及ばないレベルではあったが、走り納めレースで3位までという狭き総合入賞に輝けたのは本当に嬉しかった。 ゴール地点ではD/Cの岩佐さんも待ち構えており、 「代田さんすごいじゃないですかー!!!」 としきりに称えてくれて本当に嬉しかった。 心の中で、 「西御荷鉾で言った通りちゃんと追い上げましたでしょ?」 とつぶやいた。笑 そして僕のゴールしたおよそ3分後、セバスチャン選手が4位でゴール! あの状態でも着実にこのタイムでゴールされるとはやはりさすがの実力者!!! 相当強いメンタルを持っているんだなーと推測した。 彼とはゴール後ハグ!笑 会話こそできないものの・・・お互い苦楽を共にした仲ということで通づるものがあったように感じた。 その後も上位ランナー達が続々と満面の笑みでゴールを果たす! 苦しくも充実した4時間だった。 これにて僕の今年のレースは全て終了。 以降、トレーニング期間に突入する。 来年の更なる活躍を目指して・・・ その道のりは相当過酷なものになるだろうが全ては「トレーニングあるのみ!」という精神で頑張っていきたい!!! そして、最後に一言。 “僕はやっぱりミドルディスタンスレースが好きです^^” 追伸 ゆうじんさん、社長始め、いつも応援して下さる皆様大変ありがとうございました。 来年はもっと活躍すべく、しばし地獄のトレーニング期間に入りたいと思います。 この冬は主に高尾陣馬エリアで徹底的に走り込み、来シーズンには一回り成長したシロッピ☆をご披露したいと思います^^
Posted on: Mon, 11 Nov 2013 08:37:41 +0000

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